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インナーファッションの流行ウォッチング

ランジェリー★EXPRESS

2018年9月12日

文/武田尚子(ジャーナリスト)

BEAUTY

ランジェリーもスタイリング発想

「シモーヌ・ぺレール」が近年繰り広げているSIMONEマーケティング。Vゾーンの胸元に赤いブラをのぞかせている科学者の女性は、知的な雰囲気が漂う。 「シモーヌ・ぺレール」が近年繰り広げているSIMONEマーケティング。Vゾーンの胸元に赤いブラをのぞかせている科学者の女性は、知的な雰囲気が漂う。 薄く透ける素材や、肩、胸元、背中などが大きく開いた服...。これはどう着こなせばいいか、どんな下着を着ければいいか、悩むことありますよね。
逆にランジェリーも、多様化する中で見せたくなるようなデザインが少なくありませんが、実際にどういうふうに服に組み合わせればいいか、迷ってしまいます。
これをうまくビジュアルマーケティングに取り入れているのが、フランスの老舗ブランド「シモーヌ・ぺレール」。"都会の詩人"をテーマにした2019春夏コレクションでは、各界で活躍するプロフェッショナルな女性が、それぞれの個性に合ったスタイリングを見せています。
トレンドの深いVゾーンの見せ方
最近、胸元の深いVゾーンの水着が目につきますが、2019春夏シーズンはそのVゾーンがさらに深く切り込まれたものが目につきました。この「ウルトラプランジング」ともいえるネックラインは、ファッショントレンドに連動したもので、特にインポートブランドの服に多いですね。大人っぽくセクシーにサラリと着こなしたいものですが、やはり胸元は気になるもの。かといって普通のカットソーをインナーに重ねるのは味気ない。
「シモーヌ・ぺレール」では、モスグリーンのワンピースの胸元に、同系色でなく、あえて異なる色の赤いレースのブラを印象的に合わせています。
これはちょっとハードルが高いと思われるかもしれません。そういう場合は、Vネックの服にはバストポイントが低めのプランジング型のブラを合わせるのがナチュラルで素敵です。
肩出しルックは肩ひもの変化で決める
同じくSIMONEマーケティング。陶芸家の女性は、肩の出るふんわりしたプルオーバーから見えるラメの肩ひもがアクセントに。 同じくSIMONEマーケティング。陶芸家の女性は、肩の出るふんわりしたプルオーバーから見えるラメの肩ひもがアクセントに。 今年の夏に続き、来年も両肩を出すオフショルダーなど肩を出すスタイリングの人気が続きそうです。この場合のブラは、肩ひものないストラップレスブラが無難ですが、いっそのこと肩ひもを見せてしまうという手もあります。こちらのほうがカジュアルな印象になりますね。
最近は、肩ひものデザインバリエーションが豊富で、見せても違和感のない洗練されたものが少なくありません。
光る素材などの異素材や異なる色を、服からチラとさりげなく見せるのがいい。「シモーヌ・ぺレール」のビジュアルも、肌触りが伝わってきそうなリネンの服に、リバーレースを使ったクチュール感覚でありながらスポーティでもあるモダンなスタイルのブラを合わせています。
このようにランジェリーも、ライフスタイルにおける実際の着こなし方をビジュアルで見せるというマーケティングがより重要になっています。
武田尚子(ジャーナリスト)

武田尚子(ジャーナリスト) インナーウェア専門雑誌の記者を経て、1988年にフリーランスに。以来、ファッション・ライフスタイルトータルの視点から、国内外のランジェリーの動きを見続けている。著書に『鴨居羊子とその時代・下着を変えた女』(平凡社)など。
「パリ国際ランジェリー展」など年2回の海外展示会取材は、既に連続30年以上となる。現在、ライフワークとなる新たな計画を進行中。
http://blog.apparel-web.com/theme/trend/author/inner

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