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インサイドストーリー

商品づくりの現場から

2018年3月28日

語り/小林直子(商品統括部 商品企画部 デザイン二課)
島 広行(商品統括部 インナーウェア商品営業部
ブランド営業二課)

BODY

リブランドした「グラッピー」に、ボタニカル染めのシリーズが登場

1999年に生まれた「グラッピー」が、この春夏から若々しい感度の商品を提案します。 "健康美"というコンセプトはそのままに、昨今のノンエイジな感度のお客さまに向けてここちよさを追求した商品を生み出しました。その開発にまつわる経緯や裏話とは? 小林直子、島 広行
この春、健康でアクティブな
今どきのグラッピー世代を意識してリブランド
――まず、これまでの「グラッピー」について教えてください。

 「グラッピー」が誕生したのは1999年。いくつになっても若々しく、元気な生活をサポートする機能訴求ブランドとして、ワコール人間科学研究所のエイジング研究をベースに、年齢によるからだの変化に添った機能性の高い商品を展開しています。

小林 誕生以来、一貫してコンセプトは"健康美"。昨年までは「エイジングを、ハッピーに。」をブランドメッセージとして展開していましたが、「グラッピー」のお客さまは、最近みなさんとてもアクティブでお若い! もっといいキャッチフレーズがあるはずだと考えて...。

 新しいキャッチコピーは「さあ、私を楽しむとき。」。今まで「グラッピー」を使っていただいていたお客さまを大切にしながらも、若々しくアクティブな方に喜んでいただける商品づくりを心掛けました。さらに「For Refining~磨きをかける」「For Relaxing~くつろぐ」「For Refreshing~気分を変える」「Basic~整える」と4つのコンセプトを設けています。

小林 今回ご紹介する新商品は、「For Refining~磨きをかける」がテーマ。皮膚刺激や締め付けに弱くなるなど、年齢を重ねることによって生じる体質の変化を考慮したうえで、日常の生活を送る際に、快適さにさらに磨きをかける商品を開発しました。
外付けワイヤー始末で肌ざわりのよさと
機能性を兼ね備えたブラジャーが実現
(左)完成するまでに生まれた試作品・(右)ボタニカル染めのブラ (左)完成するまでに生まれた試作品・(右)ボタニカル染めのブラ。 ――今回のブラを開発するまでに、何度もデザインを練り直されたとか?

 そうなんです。実は、当初綿100%、ノンワイヤーのブラを顧客調査に出したのですが、正直なところ結果がよくなかったんです。そこで、我々が思っている以上に、つけごこちのよさだけではなく、カップの造形性が重視されていることに気づかされました。 外付けワイヤー始末で肌あたりがソフトでくいこみにくい 肌あたりがソフトでくいこみにくい外付けワイヤー始末。 小林 そこから販売員さんの意見を参考にするなどしてやり直し、最終的にたどり着いたのが外付けワイヤー始末です。ワコールが開発した特許で、まるで肌着の上からブラジャーを着けているかのような感覚に仕上げました。金属は固いので樹脂ワイヤーでないと、という思い込みがずっとあったので、現場からこの仕様でとOKが出たときには目が覚めるような思いでしたね。

 見た目も、若い印象を与えられるよう意識しました。たとえばショーツはちょっと身幅を狭くしてみたり、ウエストゴムはストレッチ性の高い素材を使うことで、ソフトな着用感を追求しました。 下辺はフルストレッチ素材で着ごこちを重視 下辺はフルストレッチ素材で着ごこちを重視。
自然を感じる奈良・吉野の桜の
ボタニカル染めが優しい印象
ボタニカル染めのブラ・BHK494、ショーツ・PHK294、ニットトップ(2分袖)・UHK194。すべて2018年2月中旬より発売中。 ボタニカル染めのブラ・BHK494、ショーツ・PHK294、ニットトップ(2分袖)・UHK194。すべて2018年2月中旬より発売中。 ――新しい染色を施しているそうですが、その特徴はなんでしょうか?

小林 「ボタニカル・ダイ」といって、吉野桜の花や葉から抽出した染料で染めています。「グラッピー」のお客さまは、シックでありつつナチュラルな色が好まれますね。

 以前から草木染めは意識していましたが、品質重視なので色あせのことなどを考えると実現は難しいかなと思っていたんです。そんなとき、メーカーさんからその問題をクリアする染色のご提案があって。天然の植物をベースに、堅牢度(色の耐久性)を守るため、化学染料をミックスしました。

小林 加えて、こだわったのが着用感のよさ。例えばニットトップの身生地は綿100%なので、夏が近づいても着やすいのがポイント。ブラのカップの表やパッド受けとショーツの身生地はオーガニックコットンを使用しています。

私は3年前から「グラッピー」を担当していますが、初めてニットを着用したとき、柔らかさや着ごこちの優しさにびっくりしました。その時に「動く姿かろやかガードル」もはいたのですが、なんとなくここちがよくて。股関節を安定させることでとても歩きやすかったんです。生活のあらゆるシーンにここちよさが求められる今、快適な日々を過ごせるお手伝いができたら、うれしいです。
小林直子

小林直子(こばやし・なおこ) ワコールブランド事業本部 商品統括部 商品企画部 デザイン二課
ワコール入社後、ラゼやキャリアブランドでチーフデザイナーの経験を経て、2015年秋冬から「グラッピー」を担当。

島 広行

島 広行(しま・ひろゆき) ワコールブランド事業本部 商品統括部 インナーウェア商品営業部 ブランド営業二課
2008年ワコール入社。材料開発、調達担当、生産管理担当を経て2017年春夏商品からグラッピーのMDを担当。

取材・文/シキタリエ
撮影/合田慎二

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