トップ 湯山玲子の「人間はカラダだ!」 / HEART / BEAUTY 【特集/色のチカラできれいに】色のおしゃれがあなたを変える

生きるためのボディ&ソウル。鍛えれば、人生きっといい感じ

湯山玲子の「人間はカラダだ!」

2016年5月11日

文/湯山玲子
イラスト/腹肉ツヤ子

HEARTBEAUTY

【特集/色のチカラできれいに】

色のおしゃれがあなたを変える

色のおしゃれがあなたを変える
まず、冷めた目で自分を見よう
昨年からテレビ番組にレギュラー出演をするようになって、「色」というものをあらためて再認識するようになった。
ご存知の通り、テレビは見た目が勝負。見え方がすべての情報になってしまうという非情の掟がある。コメントの内容、容姿などは変えることができないが、ファッションやメイクで印象をよくすることは、できる範囲の努力としていろいろとトライを重ねている。出演者はモニターを見て自分の姿を確認できるのだが、あんなに長い時間自分の姿を目にしていると、さすがに客観的な視点というものが出てくる。そう、自分が人の目にどう映っているのかという冷めた認識だ。
原色をどう取りいれるかはあなた次第
中でもすぐに発見したのが「似合う色」の存在だった。トップスに鮮やかな原色を装ったとき、なぜだか美人度が(あるとすればだが)アップする。特に深紅や朱赤はマジックカラーで、全体の印象が際立って明るくなる。これは自画自賛ではなく、人様からも言われたので事実なのだろう。逆に難しいのは、黒や紺といった日常生活では定番になっている色たち。自分ひとりならばいいのだが、20代や30代の若々しい女性たちと並ぶとかなりマズいことになってしまうのだ。20代のアナウンサー嬢は、白いブラウスに紺のカーディガンが清楚な印象を与えてくれるのだが、同じ装いを50代の私がやると、アメリカ写実派の巨匠、グラント・ウッドのホラーな絵画『アメリカンゴシック』に描かれた怖いオバハンのようになってしまう。無彩色の印象というものは「落ち着きのある」「大人っぽい」という形容詞を連れてくるが、ややもすると「暗い」「生気が無い」「意地悪」という印象に転んでしまうのだ。いや、無彩色だって着てもよいのだ。しかしその場合は口紅にマットな赤やオレンジを使い、アクセサリーやスカーフで色を入れるなどの工夫を施さなければならない。
まずおすすめしたいのは、スカーフ!
こう書くと「それは、ユヤマさんが原色が似合うからでしょ」と言うムキもあるだろう。が、そうではない。気をつけてテレビを観ていると、原色使いをしている人はそれだけでおしゃれで快活な印象があるのだ。黄色は元気、緑は若々しい、青は知的、ピンクはフェミニンといった、ポジティブな印象が無意識のうちに人様に伝わるのならばこんな素晴らしいことはない。
しかしながら一般的には、日本人はあまり色を身につけることをしない。黒、紺、グレー、白の組み合わせが着こなしの大半という理由は「みんなと一緒がいちばん」という人並み基準がつい働いてしまうのか、もしくは着回しのためにその色使いが経済的、という理由からだろうか。おそらくそのどっちもなのであろう。
そこでまず、少しずつ色のファッションに挑戦するにはスカーフをお勧めする。色とりどりのスカーフは、古着屋でもファストファッションの店でも売っているし、アジアの都市に出かけるのだったら、ナイトバザールで色とりどりの安価なシルクスカーフを大量に買ってきて合わせてみるというのもおススメだ。スポーツ用品店にも色とりどりのウィンドブレーカーが売っているので、それをシャツのように着こなしてもいい。
自分と「色」との似合いセオリーが会得できれば、おしゃれは格段に楽しくなる。

ゆやま・れいこ 著述家、ディレクター。自ら寿司を握るユニット「美人寿司」、クラシックを爆音で聴く「爆音クラシック」を主宰するなど、カルチャー界を牽引。著書に『四十路越え!』(ワニブックス)、上野千鶴子氏との共著に『快楽上等! 3.11以降を生きる』(幻冬舎)がある。

構成/本庄真穂

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