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インナーファッションの流行ウォッチング

ランジェリー★EXPRESS

2015年12月23日

文/武田尚子(ジャーナリスト)

BEAUTY

『ラテンアメリカ』でシーズン先取り

Chantal Thomass(シャンタル・トーマス) Chantal Thomass(シャンタル・トーマス) 新しい年がすぐそこまで来ているこの時期、気持ちはすっかり次のシーズンに向かっていますね。特にヨーロッパでは、春夏はヴァカンスシーズンということもあって、世界各国を旅するように、ランジェリーにおいても多様な文化性をテーマに取り入れたブランドが目につきます。
2016年春夏で気になるトレンドが、ラテンアメリカ(中南米)。水着ではイメージしやすいのに対し、ラテンアメリカがランジェリーにどう反映されるのか、想像もつかないかもしれませんが、鮮やかな色彩や遊び心のあるディテールが新鮮に映ります。
カリブ海のエキゾチックムード
毎シーズン、特定の地域に焦点を当てたテーマ設定で定評のある「オーバドゥ」。2016春夏は、カリブ海やクレオール(中南米などで生まれ育ったフランスやスペインなどヨーロッパ人)からインスピレーションを受け、いつもよりエキゾチックな雰囲気になっています。
人気映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の影響か、ファンタジックな海賊船をモチーフにしたプリントは、レースともぴったりマッチしてエレガントな雰囲気です。フェミニンでありながら少し野性味のスパイスを加えるのが今の気分といえるでしょう。
また、カリブ海諸国で多く見られるという明るいマドラスチェック(インド南東部が発祥)を、人気の定番グループに導入。夏ならではの水着感覚の解放的なデザインが、メンズとおそろいで楽しめます。 Aubde(オーバドゥ) Aubde(オーバドゥ)
フリーダ・カーロをテーマに
ラテンアメリカでも、特定のアーティストをテーマにしているブランドが「シャンタル・トーマス」です。メキシコ現代美術を代表する女性画家、フリーダ・カーロをテーマに、メキシコの民族衣装のような大きなフリルをあしらったものなどを提案。フルーツ柄やバンダナ柄などのプリントも、ランジェリーでは珍しいものとなっています。
フリーダ・カーロはその稀有な一生や女性としての生き方から、映画化、書籍化も少なくない人物。肉体とメンタリティの葛藤を生きた彼女は、時代を超えて女性に共感をもたれる存在であり、ランジェリーにおけるひとつの女性像としても恰好の対象と言えます。
このように、「ラテンアメリカ」ひとつとっても、その切り口は無限に広がっています。ここではないどこかへ、旅に出てみましょうか。 Chantal Thomass(シャンタル・トーマス) Chantal Thomass(シャンタル・トーマス)
武田尚子(ジャーナリスト)

武田尚子(ジャーナリスト) インナーウェア専門雑誌の記者を経て、1988年にフリーランスに。以来、ファッション・ライフスタイルトータルの視点から、国内外のランジェリーの動きを見続けている。著書に『鴨居羊子とその時代・下着を変えた女』(平凡社)など。
「パリ国際ランジェリー展」など年2回の海外展示会取材は、既に連続30年以上となる。現在、ライフワークとなる新たな計画を進行中。
http://blog.apparel-web.com/theme/trend/author/inner

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