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アゲませ女♥召しませレース

2015年3月18日

文/相川藍(あいかわ・あい)

HEARTBEAUTY

パンツを贈って、運命の女になる。

パンツを贈って、運命の女になる。
パン捨離とは、旬のパンツをはくこと
ダサいカレをイケてる男に改造するには、パンツに特化した断捨離、つまり「パン捨離」から始めるべきなのだという。パンシャリ。いい響きじゃないの。断捨離の厳しい修行的な印象はやわらぎ、おしゃれな朝食のような香ばしさだ。

パン捨離とは「カレに不要なパンツを捨てさせる」ことなのだろうが、不要なパンツを捨てるとどうなるのか? 本当にイケてる男になるのか? その答えを得るべく、断捨離の教典(新・片づけ術『断捨離』-マガジンハウス)をひもといてみた。

その結果、本来の断捨離とは、節約や清貧生活のすすめではないことがわかった。大切なのは、捨てたあとどうするか。教典にはこう書かれている。
「セルフイメージ以上のモノをあえて使う」
「食べ物にしてもファッションにしても、どんどん旬のモノを取り入れていきます」
「トレンドを身につけることで『豊かなエネルギーをまとっている』という気持ち良さが芽生えてくる」

断捨離の奥義とは、セルフイメージ以上のトレンドファッションを身につけることだったのである。ならば、パン捨離のメカニズムはこう定義できるだろう。
「カレに不要なパンツを捨てさせ、かっこいいパンツをはかせる。今は似合わなくても、はいているうちに必ずイケテる男になる!」
変化は、1枚のパンツから
だがここでひとつ問題が。カレのヨレヨレのパンツが気になっていたとしても「それ、捨てなよ。かっこいいパンツ、買いなよ」とダイレクトに言えるだろうか。カレは傷つくのでは? 肌になじんだものを否定されたら怒るのでは?

賢い女ならプレゼント作戦だ。しかしこれは普通のプレゼントではない。パン捨離の目的は、カレのパンツを増やすことではなく、パンツの新陳代謝なのだから。そのパンツをクロゼットに入れた瞬間、ほかのよれパンが色褪せて見えるような、エネルギーに満ちた1枚を選ぶべきだろう。冷蔵庫の新鮮な食材のように、今すぐこれをはきたい!と切望させ、賞味期限切れのパンツを処分したくなるような。

一度はいて気に入ったら、カレはそのパンツがもっと欲しくなるはず。女がいろんなパンツをコレクションするのとは違い、好みがブレないのが男。あなたのプレゼントした1枚が、オセロゲームのようにクロゼットに波及していく光景を想像しながら、最初のトリガーパンツを選ぼう。
白ブリーフのプレゼントは、あり?
プレゼントは世間体への配慮も必要だ。カレのパンツは、いつ誰に見られてもかっこいいと思われたほうがいい。浮気防止のために、あえてダサいパンツをはかせる女がいるというが、パン捨離的には愚行である。

「シタギップリ」という連続アンケート企画の「メンズ下着、ここが許せない」の回を見てみよう。女から見た許せないパンツのワースト3は「白ブリーフ」「ブリーフ」「ひもパン」。許せないディテールのワースト3は「よれよれ、すりきれ、うす破れ、穴あき」「汚れ、きばみ、しみ」「ゴムがのびている」だった。
詳しくはこちらで >

中でも白ブリーフの嫌われ度は高く、「苦手」「引く」「イヤ」「無理」「生理的にダメ」「気持ち悪い」「やめてほしい」「勘弁して」「ありえない」「帰る」と辛口コメントの嵐。しかし、だからといって白ブリーフのプレゼントがNGというわけではないと思う。

たとえばカレが、白ブリーフを心から愛しているのなら、そこを否定する必要はないのではないか。ヨレヨレの白ブリーフばかりだったカレのクロゼットが、新品の上質な白ブリーフに総取っ替えされれば上出来。カレはどんなにいい男になるだろう。こんなふうにパン捨離で男を育てる喜びを知ってしまったら、最初からクロゼットに流行のパンツを並べているチャラ男とつきあっても、つまんないかも。ヨレヨレの白ブリーフ男こそが狙い目だ!
パンツを捨てた男は、あなたを捨てない
春は入学、入社、転職、異動、引越など、パンツを贈るチャンスがいっぱい。人生の重大な局面でパン捨離に成功した男の人生は、きっと上向きになるはず。そして、そのきっかけとなる1枚のパンツをプレゼントしたあなたは、カレにとって一生手放したくない女になるだろう。

カレがイケてる男に変身したあかつきには、間違いなくモテ男になり、ほかの女からもパンツをプレゼントされるだろうが、心配は無用だ。あなたは絶えずトレンドのパンツを研究し、カレのクロゼットに定期的に投入し続ければいい。

カレのパン捨離を成功に導いたあなたにとって、いま最も旬なメンズパンツを見立てるのは簡単なこと。クロゼットの中で、あなたの選んだ最高にエネルギッシュなパンツが、ほかの女からの軽いプレゼントパンツに負けるはずはない。

相川藍(あいかわ・あい) 言葉家(コトバカ)。ランジェリー、映画愛好家。最近いいなと思ったのは、映画「暗くなるまでこの恋を」で妻(カトリーヌ・ドヌーブ)の裏切りに気づいた夫(ジャン=ポール・ベルモンド)が、彼女の下着を次々と暖炉で燃やすシーン。

イラスト/190

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