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女ですもの、楽しまなくちゃ。さあ、ご一緒に

アゲませ女♥召しませレース

2014年10月 8日

プレゼンター/りぼん(ワコール宣伝部
プロフェッショナルクリエイター)
取材/大庭典子

HEARTBEAUTY

美しさに磨きをかける下着のチカラ

HOW BEAUTIFUL!
狙い、狙われる、いい女たちの下着姿
秋の風を気持ちよく感じるこのごろ。ご無沙汰をしていますが、お元気にされていましたか? 私はというと...、年末の大ラストスパートに向かって走り続けております。さて。この「アゲませ女♥召しませレース」連載も15回目を迎えます。これまで14回にわたり、美しくなりたいと願う女性の背中をやさしく押すことができたらという想いと、私が人生をかけて携わってきた下着への愛をお伝えしてきましたが、ついに今回が最終回。

最後は私が今年の上半期にしてきたお仕事について、お話ししながら、この連載を振り返りたいと思っています。今年の5月末、私のワコール人生の中でも忘れられないほどのチャレンジングな仕事をしました。

見に来てくださった方もいらっしゃるかと思いますが、『阪急うめだ本店』で5月31日から6月5日までの6日間、<Beauty history, Beauty forever~変わる美しさ、変わらない美しさ~>「時代に磨かれる『からだ美』」展が開催され、その中で私は、ワコールが誇るプレステージブランドの2014年秋冬新作コレクションをインスタレーションアートで魅せる<Beauty Forever Suspense Art〜狙う女、狙われる女>の企画、演出を担当しました。 Beauty Forever Suspense Art〜狙う女、狙われる女 セクシーな「からだ美」のマネキンとモードを融合させた、サスペンス仕立ての演出で5つの空間をつくりました。舞台は、広大な屋敷での夜会。謎を秘めた女たち。その中にミッションを負ったスパイ(狙う女)が紛れ込み、セレブ(狙われる女)に近づこうとしているのです。それを阻むセレブのSP。果たしてスパイは無事にミッションをこなせるのか。スパイは「STUDIO FIVE」の下着を、セレブは「Trefle」の下着をそれぞれ身につけています。 Beauty Forever Suspense Art〜狙う女、狙われる女 今回、「からだ美」のイメージに合うマネキンを業界中から探し、ストーリーにぴったり合うものをオランダの輸入マネキンで発見。そして、シーンに合わせたヘア&メイクの指示をはじめ、マネキンへのトータルなスタイリング、デコレーションをすべて行いました。制作物が多くて...、思い出したら立ちくらみが(笑)。全マネキン29体、もとい、チーターのマネキンを入れたら30体(笑)、本当はすべてお見せしたいところですが、セレクトしたものをご覧ください。 Beauty Forever Suspense Art〜狙う女、狙われる女 狙う女、スパイ。なんとも言えない怪しげな色気を漂わせています。美しい赤一色の下着は、まるでジュエリーのよう。覚えていますか? <『色の魔法』で女をアゲる!>(13年9月号)。大胆なカラーは一色で統一すると、裸にジュエリーをまとっているような美しさを演出することができるとお伝えしました。肌を美しく見せる色の魔法、大人の女性が使わない手はないのです。 Beauty Forever Suspense Art〜狙う女、狙われる女 さて、次は狙われる女、セレブをご紹介しましょう。セレブたちは夜会でここぞとばかりに自分の権力や魅力をアピール。自信に満ちた女性はやっぱり美しいもの。<彼の視線も釘づけ!「スリップ」のチカラ>(13年10月号)では、スリップがいかに女性の品性や美しさをアップさせるかについて語りました。スリップ姿の洗練されたこの色気。見事ですよね。 Beauty Forever Suspense Art〜狙う女、狙われる女 舞踏会には、18歳になり社交界に初めて加わったデビュタントの姿も。初々しい! ヘッドアクセサリーや衣装など1920年代の華麗なるギャツビー調に仕立てましたが、華やかな時代の優雅さが伝わっていたら、うれしいです。 Beauty Forever Suspense Art〜狙う女、狙われる女 スパイは、セレブのSPである護衛の手を緩ませることも仕事、誘惑もまたミッションなのですが。やはり男と女、駆け引きをし、戦っているうちにいつしか恋に落ちてしまいます。惚(ほ)れてはいけない相手に惹(ひ)かれてしまう...サスペンスには不可欠のスパイスですね(笑)。SPが女スパイを捕まえるとき、恋心が邪魔をしてどうしても手錠をかけられない...なんて、甘く切ないシーンもつくりました。

美しいキス姿のマネキンにほれぼれ。下着を美しく着こなすのに欠かせないのが"妄想力"だとお伝えした回もありましたね。<妄想上手は下着美人!?>(13年11月号)では、妄想のドキドキが下着のバリエーションを広げ、新しい世界に誘うのだとお話ししました。どうでしょう、今日から女スパイという役柄をあなたの妄想レパートリーに加えてみては? Beauty Forever Suspense Art〜狙う女、狙われる女 女スパイを逃がそうとするSP。男性マネキンに「ドルチェ&ガッバーナ」のスーツを着せるなど、下着以外の衣装にもこだわりました。スパイは真っ白の下着。連載では、白の下着の魅力についても力説した記憶が。<大切な日のランジェリーに...『白』はいかが!?>(2014年4月号)。清楚、可憐だけじゃない、特別な女性に許された白。それはヒロインのような、女優のような...レディオーラだと。まさにスパイの彼女にぴったりです! この先ふたりのロマンスは...というと、やはり長くは続かず...女スパイはまた新たなミッションに向かって旅立ってしまうのです。これがこの物語のラストシーン。うーん、女は...強し。 Beauty Forever Suspense Art〜狙う女、狙われる女 物語のなかでは、"鏡"もキーアイテムとして使われています。鏡越しに誘惑したり、自分を見つめたり...。鏡の奥にはまた知らない世界が広がっているのです。思えば、初回<『終わった女』にならないためにすべきことがあるの!>(13年4月号)にて、「鏡を見て、そして自分のからだを知って、愛して!」とお願いしたところから連載はスタートしましたね。時は経ちましたが、その後も鏡に向かっていますか?
しなやかで、美しい女たちは、下着によってその美しさに磨きをかけています。それはこの展覧会でも、そして連載でも私がお伝えしたかったこと。<つけるだけで『女』が目覚める下着とは!?>(13年8月号)でも、声を大にして言っておりますが、やはり女性に生まれた以上、心の琴線に触れる下着との出会いを経験したいもの。

展示をドラマ仕立てにした動画もあるので、よろしければチェックしてください。
下着愛は世代を超えて
女子美術大学のアート・デザイン表現領域 また、昨年から行っている女子美術大学のアート・デザイン表現領域の生徒たちに向けて講師を務めたことも、刺激を受けた仕事のひとつ。教え子たちの存在は連載でもたびたび登場しました。ランジェリーと下着の関係を種皮と種に例えた自由で新しい発想は、<立体的『きれい』は無敵!洋服&インナーで美しく咲く!>(14年3月号)でも紹介しましたね。

4年生に5月から7月までの前期106コマの授業を通して、考えてもらったのは、「18世紀のランジェリーを21世紀の技で魅せる」こと。下着はもちろん、体型、ヘアスタイル、メーキャップなど、正確な時代考証に基づいてつくられた"アンティークドール"を参考にしながら、そのファッションの背景にある時代の出来事、文化、女性たちのライフスタイルを学び、時代とともに移り変わってきた下着を"現代に置き換えてデザイン"してもらいました。タイトルは「Antique to future」。

1760年代のパニエを現代に蘇(よみがえ)らせるなら...? 1830年代のコルセットとペチコートを今、どうデザインする...? 1910年代のガーター付きコルセットは...?と、それぞれが試行錯誤を繰り返し、7月の最終講評会に向けてデザインしてつくった下着が完成したのです。

講評会前日まで針を片手に徹夜する生徒多数、ハラハラしながら迎えた当日。ワコールの関係者をはじめ、大勢の大人の前で自らの作品をプレゼンします。「デザインに託した自分の想いやこだわり、ストーリーをきちんと伝えられるかな...」と、ドキドキしながら見守りましたが、結果は花丸!! ユニークな切り口や独自のこだわり、みずみずしい感性を感じられる作品の数々にプロからも称賛の拍手が送られました。 女子美術大学のアート・デザイン表現領域 彼女たちと過ごした時間は、大きな学びをたくさんもらったと思っています。授業を通して若い世代にものづくりの楽しさや醍醐味が伝わったら...、さらには私の下着愛が伝染して、彼女たちの今後の下着ライフが少しでも楽しくなったなら、こんなにうれしいことはありません。かわいい生徒たち、この場を借りてありがとう!

私、りぼんは、これからもずっとずっと下着と出会う楽しさや、すべての女性は下着で自分に自信がもてること、美しさが磨かれるということを、お伝えしていきたいと思っています。コラムでお会いするのは、最後となりますが、今後はイベントなどで「生りぼん」として、みなさんの前に出現しますので(笑)、そのときはお声がけくださいね。お会いできる日を楽しみにしています。ご愛読、本当にありがとうございました。また会う日まで。「ごきげんよう。さようなら。」((笑))
りぼん

りぼん (ワコール 総合企画室 広報・宣伝部 制作課 プロフェッショナルクリエイター) ずいぶん昔に(秘密...(^_-)-☆)ワコール本社入社。
「モア クレエ」「パルファージュ」チーフデザイナー、「サルート」「トレフル」プランニングデザイナーなど、バブリーな時代のランジェリーデザイナーを経て2012年より現職。
デザイナーとしての豊富な経験や視点を活かし、マーケティングをはじめ、さまざまなプロジェクトや、講師などで活躍中。

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