トップ 教えて、ドクター! / BODY 【特集/ヒップの秘密】磨けば光る!ヒップアップに朗報

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教えて、ドクター!

2014年9月24日

先生/上田由紀子
(皮膚科専門医/ニュー上田クリニック 院長)
取材・文/大庭典子(ライター)

BODY

【特集/ヒップの秘密】

磨けば光る!ヒップアップに朗報

日頃のエクササイズが美しいヒップを作る
ヒップと女性ホルモンの深い関係
鏡を見ながら、くるっと振り返り後ろ姿をチェックしてみると(この体勢、けっこうキツいのですが)、「あれ? お尻垂れてきてない?」と悲しい気持ちに...。今回はヒップのエイジングについて、詳しく教えていただきます。引き続きニュー上田クリニック院長上田由紀子先生にご登場いただきます。キュっと上がったヒップのためにできることとは?

前回ヒップの特徴のひとつである"皮下脂肪の厚さ"についてお話ししましたが、実は、皮下脂肪の付き方は女性ホルモンと深い関係があります。皮下脂肪は、女性ホルモンの働きによって、蓄えられるのです。そのためヒップが女性らしい丸みを帯びてくるのは、女性ホルモンが分泌される年代から。男性よりも女性に皮下脂肪が蓄積されやすいのもうなずけます。

急激に増えてしまうとセルライトなどの原因にもなってしまう皮下脂肪ですが、ある程度は女性らしいボディラインには必要なものなのです。女性ホルモンの分泌は年齢とともに減ってゆきますので、当然それと同時に、皮下脂肪が落ちてきてしまい、ヒップも垂れてしまいます。

また、皮下脂肪は年齢とともにやわらかくなりますから、重力に引っ張られ、下垂を加速させてしまう要因にも。バストを思い浮かべるとわかりやすいですね。パンと張った10代・20代の胸から年齢とともに少しずつやわらかくなり下垂していきます。ヒップも同じく皮下脂肪はやわらかくなるのですが、では、この下垂に抗う手だてはないのかと言いますと...実はヒップは、鍛えることでヒップアップが狙えるのです。

前回お話ししたヒップの構造を思い出してください。ヒップの下には、皮下組織に付いている"皮下脂肪"ともうひとつ、"筋膜についている脂肪"があることをお話ししました。

この"筋膜についている脂肪"は、筋肉と脂肪がしっかりくっついているのがヒップの特徴なのです。ですから、筋肉を鍛えることで脂肪も一緒にもち上がり、ある程度ヒップアップも可能です。

残念ながら二の腕やバストなどは、筋肉と脂肪が離れているので、一度垂れてしまうと、鍛えても思うような効果は狙えません。身に覚えはありませんか?(笑)ちなみに、腹筋もヒップと同じく、筋膜と脂肪がくっついている部位です。鍛えれば、引き締まる効果もあると思います。
美しく、カッコいいヒップをつくるためには...
この朗報を聞いて、早速ヒップのエクササイズに励もうという人もいるでしょう。今は、さまざまなエクササイズがありますからね。その際ひとつ注意して欲しいのは、ヒップだけに絞ってエクササイズをしても"カッコいい、美しいヒップ"に仕上がらないということ。

前回もお伝えした通り、からだはさまざまな部位同士がつながり、互いに影響を与え合っています。ヒップだけを鍛えるのではなく、脚や背中、インナーマッスルに効くエクササイズも同時に行ってこそ、ヒップアップの効果も高まります。

それでは、ここで脚やヒップの筋力について、左右の偏りや筋力年齢を簡単にチェックする方法をご紹介します。

下の目安に従って自分の年齢やチャレンジしたい年代の高さの椅子や台を用意します。 左右の偏りや筋力年齢を簡単にチェックする方法 ①反動をつけずに片脚で立ち上がる
②立ち上がって3秒間保持

各年代での立ち上がれる台の高さの目安は...
20〜29歳 20cm
30〜39歳 30cm
40〜49歳 40cm
50〜59歳 40cm
60〜69歳 40cm

です。どちらかの脚がラクに感じ、どちらかを苦しく感じたら、筋力が偏っている証。エクササイズをする際は、キツく感じた側をより強化してください。

美しいヒップをつくるためには、左右均等であることも大事な要素なのです。私たちがヒップのエイジングを見るとき、参考にするのは腰からヒップにかけての"シワ"です。といっても、小さく細かいシワのことではなくて、大きなシワがどのくらいの深さで刻まれているかを見ます。そのときにそのシワが左右均等であるかもチェックします。均等ではない場合、筋肉の付き方や骨が歪んでいることが考えられます。ぜひご自身でもシワの入り具合をチェックしてみてください。

取材に来た方々、さきほど行った台のテストでだいぶショックを受けているようですが(笑)、現状に"気づく"ことが大事なのです。健康も美しさも気づくことから始まります。気づけば、そこから変わっていきますからね。みなさんも頑張ってください」

はい。かなりのショックを受けました。あからさまに立ち上がれない20cm代の台...。確実にエイジングは進んでいることを実感。でも先生のおっしゃるように"気づく"ことで美しさも磨かれる! ヒップのシワもさっそくチェックしてみます。
上田由紀子

上田由紀子 ニュー上田クリニック院長、医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本体育協会公認スポーツドクター。
東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部皮膚科教室にて診療、研究、教育に携わった後、千葉県浦安市にて「ニュー上田クリニック」を開業。01年、国立スポーツ科学センターのオープンに伴い、医学研究部皮膚科を兼任。著書に『スポーツと皮膚』(文光堂)、『ようこそ、これからのSkin Careへ』。

イラスト/190

※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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