トップ 教えて、ドクター! / BODY 【特集/姿勢に自信ありますか?】体感することで『動』の姿勢が美しくなる!

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教えて、ドクター!

2014年7月30日

先生/山口光國(理学療法士)
取材・文/大庭典子(ライター)

BODY

【特集/姿勢に自信ありますか?】

体感することで『動』の姿勢が美しくなる!

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ヨガや瞑想...ボディワークの絶大な効果とは
止まっているとき、動いているとき、両方の姿勢をよくすることが美しい姿勢への道。"動"の姿勢を整えるには、どんな心がけやエクササイズが有効なのでしょうか。引き続き理学療法士の山口先生にお伺いしました。

「一般的にいい姿勢とは、横から見たときに耳介と肩、大転子、膝の皿の後ろ部分、外くるぶしの前2cmが直線上にあること。ですが、やはりそのラインが整っていても、"動"の姿勢が悪いと、からだは美しく見えません。

では、どうしたらいいか。まずは自分のからだを知ることが第一歩です。からだを知るには、瞑想やヨガ、ピラティスなどのボディワークをおすすめします。

ボディワークは通常、鏡を見ないで行うもの。目で認知するのではなく、からだで感じること、からだを動かしながら、自分で体感することが大事なのです。すると、さまざまなポーズが取れるようになったり、体幹が高まったりとからだの動きは格段に変わってきます。

また、仰向けになった状態でからだのすべての部分に意識を向けるトレーニングの"ボディスキャン"も、自分のからだを体感するのに効果的。VOL2でお伝えした脱力のコツもつかめると思います。
姿勢が正しければ、生きているだけでダイエットに!?
家でできる姿勢をよくするための体感方法としては、センタリングといってからだの中心を知ることから始めるといいでしょう。最初は鏡を見ない状態で、まっすぐに立ち、からだを前に倒してどこまで行けるか、次にからだを後ろに倒してどこまで行けるか、その中間が自分のからだの真ん中だということを、感じること。

ここで最初から鏡を使ってしまうと、目の認知が先になってしまうので、まずは何も見ずからだで感じてみましょう。自分の真ん中はここなんだと感じられたらそれを鏡で確認しながら、"もう少しこうしたほうが美しく見える"と前後を自分で調整していき、態勢をからだで覚えてください。常に自分のからだをイメージし、動きから姿勢を整えることが大切なのです。

正しい姿勢でいることは、美しく見えるだけではありません。姿勢が整っているときは、前後左右の筋肉をバランスよく使っているので、特別な運動をしなくて運動効果があるのです。きれいな姿勢を保ちながら、家事をしたり、ウォーキングをする、それだけで重力がかかった地球では程よい"筋トレ"に。これは一石二鳥ですね(笑)。

姿勢も正しくなり、何か運動になることを始めたいと思っている方は、ダンスもおすすめですよ。フラダンスや日本舞踊、ジャズダンスなど、どんなダンスでも脊柱をしなやかに動かすことが求められますので、これは姿勢を見直すうえでも効果大。

今回の特集では"動"の姿勢で大切なのは、次の動作にスムーズに移れることと何度もお伝えしていますが、同時にそれは、ある動作を取ったあとに、元の位置にきちんと戻れることでもあります。これはダンスの基本でもあり、姿勢の美しさを決める大きなポイント。動きのなかから姿勢を整えるという意味でもダンスは有効なのです。

ボディワークもダンスも急に始めるにはちょっと...という方、日常の動作からでも姿勢は整えられます。次回はその辺からお話しましょう」

美しい姿勢をつくるには、まずは鏡を見ないで、からだで感じることから始まるのですね。毎日正しい姿勢で動けば、筋トレになることもうれしい効果! さっそくセンタリングから始めます。
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山口光國
(セラ・ラボ代表/理学療法士)
日本サッカーリーグの日立製作所(現 柏レイソルズ)にFWとして入団。故障から21歳で引退し、現職へ転身。昭和大学藤が丘リハビリテーション病院を経て、'05年より横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)にフィジカルコーチとして就任。現在は、さまざまなジャンルのアスリートをサポートするほか、全国各地で講演、セミナー活動も行う。

イラスト/190

※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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