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インナーファッションの流行ウォッチング

ランジェリー★EXPRESS

2014年6月18日

文/武田尚子(ジャーナリスト)

BEAUTY

ニットでラグジュアリー気分

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ライフスタイルに密着したアイテム
見た目は控えめですが、着ごこちからいうと、糸を編み上げてつくられるニットのランジェリーの快適さは他の何物にも代えがたいものがあります。見えないおしゃれの最後にゆきつくのは、ここだといってもいいでしょう。
私自身、夜寝る時には、肌触りのいい天然素材(できればシルク)で編み上げたニットのナイトウェアが必須。しかも形もストンと切り替えのないシンプルなロング丈のワンピース型を愛用しています。寝返りのたびにごわごわしたり、裾がまくれ上がったりするものは、どうしても疎遠になってしまいます。

ボディファッションの分野で、以前は「ニューインナー」、今は「ニットインナー」と呼ばれることの多い肌着も、年間通して身近な存在になりました。冬は防寒、夏は汗や冷え対策に、1枚重ねるだけで大きな効果があることを実感しています。
さらに、くつろいだ時間を過ごす時のラウンジウェアや部屋着も、ストレスフリーな着やすいニットが欠かせません。このように昼も夜も、家の中でも外でも活躍してくれるのが、ニット素材のアイテムなのです。
ただ、ニットほど素材や製品のクオリティに差があるものはありません。一度いいものを肌で味わってしまうと、ただ価格が安いというだけで選ぶことができなくなるのです。
"タイムレス"な魅力を放つ「ハンロ」
Image ニットインナーの憧れブランドといえば、1884年にスイスで誕生した「HANRO(ハンロ)」。世界のセレブ御用達として、本物がわかる大人たちに愛されています。シンプルなスタイルに、そこはかとない知的でスマートな香りが漂っています。
自家工場で編み立てられる上質な天然素材を強みに、オリジナルの刺しゅうレースを使用したディテールに至るまで、伝統のクラフツマンシップが息づいています。機能性素材の開発に長けた日本とは異なり、あくまで天然素材を中心としているのはヨーロッパの肌着全体の特徴です。

「ハンロ」の2014秋冬シーズンは、ニューヨークのスカイラインがテーマ。カタログ写真も、肌着、ラウンジウェア、ナイトウェアからアウターウェアまですべてのコレクションを、ニューヨークの建物を背景に撮影しています。
製品にもそれは反映されていて、シルクウール、コットンカシミヤといったおなじみの素材に、ニューヨークの街や建物からインスパイアされた、幾何学柄のレースをあしらったモダンなデザインが充実しています。
その心はまさに、"Timeless"――着る場面を限定せず、時代を超越する。タイムレスこそ、今の時代に求められているトレンドなのかもしれません。
武田尚子(ジャーナリスト)

武田尚子(ジャーナリスト) インナーウェア専門雑誌の記者を経て、1988年にフリーランスに。以来、ファッション・ライフスタイルトータルの視点から、国内外のランジェリーの動きを見続けている。著書に『鴨居羊子とその時代・下着を変えた女』(平凡社)など。
「パリ国際ランジェリー展」など年2回の海外展示会取材は、既に連続30年以上となる。現在、ライフワークとなる新たな計画を進行中。
http://blog.apparel-web.com/theme/trend/author/inner

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