トップ 教えて、ドクター! / BODY 【特集/目ざせ、美バスト!】エイジングの一因は皮膚にあり?!

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教えて、ドクター!

2014年3月12日

先生/酒井成身(国際医療福祉大学
三田病院形成外科 教授、医学博士)
取材・文/大庭典子(ライター)

BODY

【特集/目ざせ、美バスト!】

エイジングの一因は皮膚にあり?!

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日本人のバストに起きている変化とは?!
大きさや形、色などバストの悩みは人それぞれ。現代人はバストのどんなことで悩んでいるのでしょう。これまでに国内外で多くの乳房の悩みを解決してきた三田病院 形成外科部長の酒井成身先生にご登場いただきます。

「私は30年以上、乳房に関するさまざまな悩みと向き合ってきましたが、日本人のバストに対する意識は、洋服文化が根付いてから大きく変わったのではないでしょうか。着物を着ていた昔は、胸が大きい人はさらしを巻くなどして、着物を美しく着こなすために胸を平らに見せる工夫をしていました。

洋服文化になってからは、胸の存在が目立つようになり、その丸みや隆起が女性らしさを象徴するものとして認識されていきました。それに伴って、大きさや形を気にする人も増えてきたのではないでしょうか。昔に比べると日本人でも、西洋人のような大きな乳房の方が増えたように思いますがこれには、食生活の欧米化も関係しているのでしょう。

近年では日本でも乳房を「小さくしてほしい」とやってくる方が増えてきています。私は30年ほど前にニューヨークやヴァージニアの美容の病院でも乳房の手術を行っていましたが、そのころ行っていた手術の大半は乳房を「小さくしてほしい」というものでした。「大きくしてほしい」という方よりも圧倒的に多かったのです。乳房を「小さくしたい」という方のなかには、やはり「形」に悩んでいる方が多いようです。

大きくても上向きのバストをキープできる人、早くから"下垂"してしまう人、乳房の見た目年齢に大きく影響を与える、「形」には相当な個人差があります。原因はさまざまに考えられますが、そのひとつに"皮膚"の状態が挙げられます。
美しいバストのためにしてはいけないこと
厚みがあり固い皮膚は、形をキープしやすく、逆に皮膚がうすく、やわらかい場合には、乳房の重さを支えにくくなり"下垂"を早めてしまうことがあるのです。

そうは言っても、皮膚は持って生まれた性質なので、それを変えることは困難です。ただし、どんな皮膚の方でも"無理なダイエット"はご法度です。私のところにやってきた20代の女性は、からだだけ見ると、おばあさんのように下垂した乳房とたるんだ皮膚の状態に悩んでいました。

原因は、無理なダイエットとリバウンドを何度も繰り返してしまったこと。脂肪が付き皮膚が強い力で引っ張られたり、また短期間で急に痩せたりと、大きな負担をかけ続けた結果、乳房は下垂したまま元に戻らなくなってしまったのです。余剰の皮膚を切除し、乳頭乳輪を上方へ移動する手術を行いました。

急なダイエットによるマイナス要因は、さまざまに考えられますが、バストの形にとっても大ダメージがあること、覚えておいてください」

皮膚の伸びやたるみが下垂を招く一因なのですね。急激に太る、痩せるなどは、皮膚に大きな負担をかけていることがわかりました。次回は、女性が特に下垂を感じる授乳時の乳房について、詳しくお伺いします。
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酒井成身 国際医療福祉大学 三田病院形成外科 教授、医学博士。米国ニューヨーク大学形成外科臨床医研修、米国ヴァージニア大学形成外科臨床医研修、前聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院形成外科部長、前聖マリアンナ医科大学形成外科助教授を経て現職に。乳癌術後の乳房再建術をもっとも専門とし、全国で最多の症例を扱う。乳房手術としては豊胸術、乳房縮小術、陥没乳頭修正術など、眼瞼部の手術としては重瞼術、眼瞼下垂修正術、眼瞼しわとり術、義眼床術、顔面しわとり術も手がける。著書の『美容外科基本手術』(南江堂)は、世界でも類を見ない美容外科の教科書として、韓国語や中国語にも翻訳されている。

イラスト/190

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