トップ 教えて、ドクター! / BODY 【特集/いざ温活!】冷えないための『からだ改革』を!

からだの真実、世の中のホント。専門家がズバリ解明

教えて、ドクター!

2014年1月 8日

先生/川嶋朗(東京有明医療大学教授)
取材・文/大庭典子(ライター)

BODY

【特集/いざ温活!】

冷えないための『からだ改革』を!

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適度な運動で熱を生み出せるからだをつくる
前回の記事では、「からだを温める食事」「お風呂や湯たんぽでからだを外側から温める」というふたつのポイントを教えていただきました。「太ももに湯たんぽを乗せると、足先までポカポカする」など、実践後のうれしい声も届いています。今回は、3つめのポイントについて、川嶋朗先生に引き続きお伺いしました。

「食事に気をつけることや、外側からの温めることなどを実践しながら、根本的なからだの改善も必要です。それはズバリ"熱を生み出せる"からだづくり。熱を産生する体質に変えるには"適度な運動"がマストです。

人間の熱産生のおよそ70%は基礎代謝です。そして基礎代謝の40%は筋肉が担っています。ということは、つまり筋肉が増えれば熱産生能力は上がるはずです。そして、筋肉が増え、基礎代謝が上がれば当然体温も上がります。

では、適度な運動とはどれくらいのことなのでしょうか。ひと言でいうと"ちょっときついと感じる運動"=適度な運動なのです。

ただ、ジムやランニングをするなど、少々きつい運動を毎日続けるのは時間的にも体力的にもなかなか大変。川嶋式のポイントは"日常生活で行っていることに少々きつさをプラス"することなのです。たとえば、オフィスや駅でいつも利用しているエレベーターを階段にする。洗濯ものを干すときに一枚につき1回スクワットをしてみる。つま先立ちをしながらお皿を洗う。駅から家までの徒歩を大股でスピードアップさせる、など。

電車でもなるべく立ってほしいですね。立っているときは座っているときに比べて20%も多く筋肉を使っています。うっかり座ってしまったときは(笑)、両脚を中心に引き寄せ、力を入れた状態で膝をくっつけたままの姿勢をキープしましょう。内転筋が鍛えられ、O脚矯正にも、下腹を引っ込ませるエクササイズにもなります。何より、見た目にも上品に映りますから。

時間を取ってわざわざエクササイズをしなくても、普段の生活のなかで筋肉を使い、増やすように仕向けるのです。その際、"今、この筋肉を使っている"とその部位を意識するだけで、効き方がずいぶん違います。

VOL3でお風呂にはできれば40分以上浸かるのが理想的とお伝えしましたが、入りながら両手両足をバスタブを使って思い切り突っ張るなどもおすすめ。その際、"10秒"数えるのもお忘れなく。筋肉は6秒以上連続で使うと、もとの筋肉量よりも増えると言われているのです。10秒カウントすれば、フライング気味で数えていたとしても、6秒は超えているはずですので、10秒カウントをクセにするといいでしょう。
ダイエットに朗報! 体温1度で基礎代謝12~20%もアップ!
無理のない適度な運動は、即効性はないかもしれませんが、継続していくうちに1か月後、半年後、1年後には必ず変化が起きます。逆にすぐ効いてもきつくて短期間で辞めてしまうのでは意味がありません。基礎代謝や体温を上げて美しさも健康度もアップさせるには、コツコツと筋肉をつけることが何よりもの対策なのです。体温が1度上がると、基礎代謝は12%~20%もアップします。温かいからだは燃えやすいからだでもあるのです。

ちなみに、基礎代謝は夏よりも冬のほうが高いのはご存じですか。同じだけ運動しても冬のほうが痩せやすいんですよ。冬はダイエットにも最適な季節なのです。ではなぜ冬に太ってしまう人が多いのか、それは単純に動かないからでしょう(笑)。

動かずに太って脂肪が増えると、ますます冷えは増長してしまいます。脂肪は"断熱材"なんです。外から温めてもあまり効かず、一度冷えたらなかなか温まりません。年齢を重ねるとどうしても筋肉が落ちて脂肪になってしまうため、冷えも進んでしまいます。
そのためにも日々の適度な運動が大切なのです。

上記を読んでもう少しハードな運動も続けられそう、という方はぜひトライしてください。ここに挙げたのは、あまり体力に自信のない人向けの指導です。常に自分のからだと相談しながら、体力に応じて負荷のかけた方やチャレンジのレベルを自ら考えることも大事です。筋肉がついてきたら少しずつステップアップさせるといいでしょう」

年齢とともに落ちてしまう基礎代謝は、筋肉をつけることで下降のカーブを止めたり、アップさせることもできるのですね。今、この瞬間から両膝をくっつけて、内転筋のエクササイズに励みます...!
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川嶋朗 医学博士、東京有明医療大学教授。血めぐり研究会代表、日本内科学会認定医・専門医・指導医、日本統合医療学会(IMJ)理事。北海道大学医学部卒業後、東京女子医科大学入局、研修医、大学院、助手を経てハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院留学。2003年から現職に。"冷え"がもたらす心身への影響を訴え"温活"火付け役の第一人者。多くの患者から支持を集め、予約は3年待ちというほど。著書に『医者には癌は治せない 自分の力で病気を治す30の方法』(宝島社)、『冷え克服法』(エクスナレッジ)、『川嶋朗式 体を温めて健康になる100の方法 冷えを取れば万病が治る!』(リイド社)など多数。

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※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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