芒種(ぼうしゅ)/将来に向けて準備をする「種まき」のとき

文/伊藤和憲(鍼灸師・明治国際医療大学教授)
イラスト/中根ゆたか
芒種(ぼうしゅ)

芒種(ぼうしゅ)は、6月5日~6月20日にあたり、「立夏」「小満」に次ぐ夏の第3節気。梅雨入りも間近になり、少し蒸し暑くなってくるのを感じるでしょう。
「芒(のぎ)」は、米・麦などイネ科の植物についている、先端の針のような突起をさし、「芒種」はそれらの「種をまく時期」からきているといわれています。田植えの目安とされるほか、カブ、大根などの根菜類を植える時期でもあります。

周囲の意見を聞きつつ冷静な判断を

種まき同様、この時期は将来に向けて何かを始めるのに適した時期。今までやろうと思っていてためらっていたこと、きっかけがつかめなかったことなど、ぜひ実践に移してみてください。もちろん、何かを始めるには、迷ったり不安に思ったりすることもあるでしょう。そんなときは、周りの人の意見をよく聞いて、冷静に判断を。自律神経を整えるために、昨年にご紹介した入浴法で、汗をしっかりかくこともおすすめです。迷いや不安が募ると不整脈を起こしやすくなったり、血圧が高くなったり、心臓にも負担がかかるので、要注意です。

旬のらっきょうは夏かぜ対策にも

この季節は、からだの熱をとってくれる食材、きゅうりなどがおすすめです。きゅうりはウリ科の植物で、からだを冷やす作用とともに、利尿作用があることで知られています。体内にこもった熱を冷まし、貯まった水分を排出するのに最適です。また食べるだけでなく、肌のほてりや炎症をおさめるパックとして使われることもあります。自分の肌の状態をみながら、内と外と両方から整えていきましょう。

また、独特の辛味をもつ「らっきょう」も、この時期に旬を迎える食材です。「辛み」をもつ食材に分類されるものは、気血の巡りをよくするとされています。冷え性の方や気分が滅入りやすい方、さらには夏かぜをひきそうなときは、食事にらっきょうの漬物を加えてみてはいかがでしょう。

  • 伊藤和憲
  • 伊藤和憲(いとうかずのり) 鍼灸師・明治国際医療大学教授・鍼灸学部長・鍼灸臨床部長
    1972年生まれ。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。明治国際医療大学鍼灸学部教授。明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科教授、同大学大学院研究科長。2012年~2014年、厚生労働省科学研究費助成事業 地域医療基盤開発推進事業「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築」, 2014年~2015年同研究助成事業「鍼灸における慢性疼痛患者の治療方針ならびに医師との連携に関するガイドライン」の研究班班長を務める。また、2016年より過疎化対策の一環として京都府南丹市にて養生の体験教室「MIYAMA 森の湯治場」、さらには奈良県宇陀郡曽爾村の美人プロジェクトを監修。明治国際医療大学附属鍼灸センター長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導している。 https://www.yojyo1192.com/
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