小満(しょうまん)/服を入れ替えたら、心もからだも夏に切り替え!

文/伊藤和憲(鍼灸師・明治国際医療大学教授)
イラスト/中根ゆたか
小満(しょうまん)

夜空を見上げて月を楽しもう

2020年5月20日からの「小満」は、草木も花々も、鳥も虫も動物も人も、日光の光を浴びて輝くとき。水を張った棚田の上にぽっかりと月が浮かび、田んぼの水面に月影が映し出されていくさまを「田毎の月(たごとのつき)」と呼びますが、そんな独特な光景が見られるのも、この時期です。

生命が活発に動き始める季節であるだけに、からだの不調から始まり、心の不調へと発展しやすい時期です。心が不調を感じると、周りの人が頑張っていたり活発に動き回ったりする姿を見ることが心の負担となり、ものごとへの集中力や気力が低下しやすくなります。頑張ろうと焦らずに、心とからだを落ち着かせることを大切にしましょう。

服装の乱れは心の乱れ

この時期は、冬服から夏服に切り替わるとき。衣替えの習慣は、中国で旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服を入れ替えていたことから始まったとされており、日本では室町時代から江戸時代にかけて、定着した習慣です。

当初は年に2回、夏装束と冬装束を入れ替えるだけでしたが、江戸時代の武家社会では年に4回になり、期間も着るものもそれぞれ定められていました。そして、「服装の乱れは心の乱れ」というように、季節に合った服装を選び、きちんと身づくろいをして過ごしたいもの。特にこの時期は服装と共に、からだも心も上手に切り替えることを心がけましょう。

  • 伊藤和憲
  • 伊藤和憲(いとうかずのり) 鍼灸師・明治国際医療大学教授・鍼灸学部長・鍼灸臨床部長
    1972年生まれ。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。明治国際医療大学鍼灸学部教授。明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科教授、同大学大学院研究科長。2012年~2014年、厚生労働省科学研究費助成事業 地域医療基盤開発推進事業「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築」, 2014年~2015年同研究助成事業「鍼灸における慢性疼痛患者の治療方針ならびに医師との連携に関するガイドライン」の研究班班長を務める。また、2016年より過疎化対策の一環として京都府南丹市にて養生の体験教室「MIYAMA 森の湯治場」、さらには奈良県宇陀郡曽爾村の美人プロジェクトを監修。明治国際医療大学附属鍼灸センター長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導している。 https://www.yojyo1192.com/
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