トップ ランジェリー★EXPRESS / BEAUTY モザイク柄プリントが新鮮

インナーファッションの流行ウォッチング

ランジェリー★EXPRESS

2018年1月17日

文/武田尚子(ジャーナリスト)

BEAUTY

モザイク柄プリントが新鮮

"モザイク"は2019春夏シーズンの素材トレンドで注目のテーマ レースや刺しゅうと並んで、ランジェリーに豊かな表情を加えるのがプリントです。プリント技術の進化と共に、絵のように精巧な柄、一見しただけではレースなのかプリントなのか区別がつかないようなものも増えました。リーフ柄、ボタニカル柄と多彩になったプリントの中でも、新しさを出す上で一番におすすめしたいのがモザイク柄です。
シーズン先取りのトレンド
2018年1月20日から22日までパリで開催される恒例の「パリ国際ランジェリー展」の素材展「アンテルフィリエール」では、来年2019春夏シーズンの素材トレンドが発表されますが、この5つのテーマの中に"モザイク"があります。これをひと足早く、2017年7月「モードシティ展」のプレビューで見た私は、非常に新鮮な印象を受けました。 昨年の「モードシティ」素材展でのプレビュー。異なる柄同士の組み合わせも魅力 昨年の「モードシティ」素材展でのプレビュー。異なる柄同士の組み合わせも魅力 おしゃれで冒険心のある若い人たちにぴったりであると打ち出されていたこのテーマ。テラコッタ、オレンジ、茶色といったトーンをはじめとする多くの色や柄をミックスさせてあるもので、その'60-70年代風のテイストもあるグラフィック感覚は、少し懐かしい感じもしました。

モザイクといっても、デジタルで無機的なそれとは異なり、多様な伝統文化の混ざり合った幾何学模様です。もう一歩深読みすると、異なる宗教や文化の対立が続く今の世界情勢に対する、ファッションからのメッセージと受け取ることもできるのではないでしょうか。
エレガントなランジェリーにも
モザイク柄はどちらかというとスイムウェアやリゾートウェア、またアウターウェアに反映されやすいトレンドかもしれません。ですが、トレンドに敏感なランジェリーの中にはすでにこれを取り入れているブランドもあります。

「オーバドゥ(Aubade)」の2018春夏コレクションでは、花のレースの中でモザイク柄プリントのグループがスパイス的な役割を果たしていました。 「Aubade」2018 春夏コレクション( 「Aubade」2018 春夏コレクション("BAHIA"グループ) 「Aubade」2018 春夏コレクション( 「Aubade」2018 春夏コレクション("OMBRE Persane"グループ) 同ブランドの顔ともなっている"バイア(BAHIA)"グループは、コットン刺しゅうのアレンジとレースアップのディテールでおなじみですが、この新作はアラベスク模様のモザイクからインスピレーションを受けた明るいマルチカラーのインクジェットプリントを使用。また、"ペルシャの影(OMBRE Persane)"と名づけられたグループは、ブルーのカラータイルで飾られたアンダルシアの宮殿からインスピレーションを受けたプリント柄(インクジェットプリント)で、その陰影を強調した色彩がリバーレースとの組み合わせでより輝きを見せています。

いずれも、いつもの花柄プリントとはまた違うモダンな魅力を放っていて、ちょっと気分を変えたい時にぴったりです。
武田尚子(ジャーナリスト)

武田尚子(ジャーナリスト) インナーウェア専門雑誌の記者を経て、1988年にフリーランスに。以来、ファッション・ライフスタイルトータルの視点から、国内外のランジェリーの動きを見続けている。著書に『鴨居羊子とその時代・下着を変えた女』(平凡社)など。
「パリ国際ランジェリー展」など年2回の海外展示会取材は、既に連続30年以上となる。現在、ライフワークとなる新たな計画を進行中。
http://blog.apparel-web.com/theme/trend/author/inner

関連キーワード

  1. ランジェリー
  2. 武田尚子

ワコールをフォロー

  • facebook ワコール Wacoal corp.ページ
  • Twitter ワコール公式アカウント
  • RSS