体重を右、左と移動させることで股関節や膝関節、足首をほぐし、下半身の柔軟性を保つとともに、からだのバランスを整えます。全身の筋肉を動かして筋力低下(ロコモティブ)を予防しましょう。
09:サイドステップ -リズムよく左右に体重移動-
息を吐きながら、右脚を大きく横に伸ばして、右にステップ。次は左に大きくステップ。左右にスムーズに体重を移動させる。
●ココがポイント!
背筋を伸ばし、前かがみにならないように。左右スムーズに体重を移動させ、足首、ひざ、股関節の屈曲をリズムよく行いましょう。
10:サイドステップ・腕伸ばし -全身の筋肉を動かす-
右にステップを踏みだしながら、左腕を横に大きく伸ばして上半身をひねる。左右交互に行う。
●ココがポイント!
呼吸を意識してゆったりと。ステップを踏んだ脚の股関節にしっかりと体重を乗せましょう。
11:あたまフリフリ -めまいが起きないか確認-
あごの高さは動かさず、頭を左右に振る。目は正面を向いたままで、頭を動かす。呼吸は止めないこと。
●ココがポイント!
視線はどこか1点、たとえば、目の前にある時計や観葉植物などを見つめたままで頭を左右に振ります。頭を左右に振ると横目で正面を見る感覚です。目が頭と一緒に動いてしまう人は、バランスをくずしやすくなりますので、日々続けてみてください。
制作/株式会社ワコール
イラスト/Shapre
音楽制作/小佐直寛
動画撮影・制作/株式会社kai
イラスト/Shapre
音楽制作/小佐直寛
動画撮影・制作/株式会社kai
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山本邦子
PhD. (保健学)、ATC( NATA認定アスレティックトレーナー )、Kyoto MBM Labo主宰
「一生涯を通してセルフケアのできるしなやかな人間つくりをサポート」をテーマに、動作教育探求者として活動中。ヨガを科学するというテーマも現在進行中。アメリカカンザス大学にて運動力学とスポーツ経営管理学修士、大阪府立大学にて博士課程 (保健学) 修了。動作学をベースとしたA-Yoga Mind and Body Movement Therapy主宰。2014年に京都修学院にKyoto MBM Laboをオープン、アスリートから子供、高齢者まで動きを通した心とからだのサポートを実践。著書に『アスリート新化論』(扶桑社)、『なぜヨガをやる女性はすっぴんでも美しいのか』(ワニプラス)、『伸びる子どもの体のつくり方』(ポプラ社)などがある。
https://mbm-labo.com/